ライナーノーツ
2024年4月7日。京都の空は東京や大阪と比べとても高く感じる。賑やかな夜を過ごした特に予定のない翌朝はいつもより落ち着き何か勝手に頭の中で整理し始める。昔夕方の梅田の歩道橋で小一時間突っ立っていたことがありその時に自分の伸びた影が次々と踏まれていくのをみてなんともいえない気持ちになったことがある。夜の公園というのは何か考えるにはもってこいでありそれは大抵プラスの意識ではない。ただそこに優しさや懐かしさみたいなのを感じる。悩みを抱えながら、抱えているからこその優しい言葉で歌う。そんな背景を知りながらその優しさに触れるとこちらも優しい気持ちになる。嘘に嘘を重ねてがんじがらめになるのではなく小さく塗り替えていきやがて全てを本当に変えていくそんな君が良い。京都の空はとても高い。
ハンサムケンヤ
都スカイハイの歌詞
乾かさずに寝た髪を 解きほぐしてる内に思い出す
伸びた影が踏まれては 痛くはないけど もっと大人になりたい
ずっと前から 未来に片思い SOSに気付いて ホコリ被ってた歌を歌うよ
あれだね これは約束じゃない 祭りの後も帰らなくていい まるでやんちゃな子なだめるように
今ここにある全ての嘘で それを本当のことに 変えちゃう君が良い
そんなこと分かってるさ 誰もいない公園で呟いた
風に舞って闇に消えた この気持ちもそうなれば良いのにな それなのに
ずっと前から 未来に八つ当たり AGEは進むだけ 焦りに似たような歌を歌うよ
あれだね これは無理強いじゃない 雅な仕草 魅せつけられて
それはとっても心攫ってた 今ここにある全てをかけて それを大事にしたいと 思わせたいくらい
右顧右顧左眄 右顧右顧左眄 得手得手勝手 得手得手勝手
無為無為無策 無為無為無策 酔生酔生夢死 能天気
絶対こうじゃない未来に憂さ晴らし EGOが強すぎて 苦味に似たような歌を聴いてよ
あれだね
これから私輝きながら 小さな嘘を塗り替えてゆく 果てしなく続く旅の途中 苦い飴も舐めて行くのでしょう
いまでもこれは約束じゃない 祭りの後も帰らなくていい まるでやんちゃな子なだめるように
今ここにある全ての嘘で それを本当のことに 変えちゃう君が良い